当記事は公開されてから 3 年以上経過している記事です。
「Monaca UG 共催 イベントリポート」の改善提案など気軽にご協力いただければ幸いです。
Issue はこちらでよろしくお願いします:
今回 MONACA UG でのお作法に則って、参加者全員の自己紹介から始まりました。 Monaca 勢、 Vue 勢の参加者合わせて 40 名ほど、これからもこの規模感であれば v-kansai の中でも取り入れたいですね。
登壇を掻い摘んで
効率的な効果的なスマホアプリテスト方法とは
バルテスモバイルテクノロジー株式会社の山下大輔さんの登壇、実際の経験談を通して得られた効率的で効果的なスマホアプリテスト方法について。
開発フェーズごとに修正コストは増える。この状態 (1:10:40:100) は必ず避けなければいけません。まずは Prott を使ったプロトタイプを制作。 Single Page Application (SPA) である Monaca の場合、画面遷移の設計を先に済ませる。そしてテストケースを作る箇所のみを自動化、それ以外は地道に手動で進める。その他ネイティブアプリ固有の事象はそれぞれ分析を進め、また Cordova プラグインと同等の粒度でテストすることに気をつけているという、テスト屋さんとしてはガチめの話でした。
Monacaで作ったスマホアプリのバックエンドをAWSのサーバレスな仕組みで構築する
フジテック株式会社の勝部俊介さんの登壇、勤怠やイベントコード解析など社内業務を支援するアプリをマネージドサービスの観点から解決した話。上記登壇された山下大輔さん同様、 Monaca ソムリエの 1 人。グローバル企業ともあってそのアプリの活躍は国内に留まらず国内の 1 つの Web サーバに集中してしまう事象をマネージドサービス(サーバレス)を利用して解決。 Amplify + Cognito を使うと、 JavaScript を自動生成してくれ容易に導入できたそうです。
v-kansai
electron-vueでデスクトップアプリケーションを作った話
v-kansai 自体 2 度目の参戦にして初登壇に挑戦の SAW (@azuki_eater) さんの登壇。
csv-editor でのツラミから Windows や Linux でも使える electron-vue を選定して制作した話。
レンダリングするためのパッケージは既に存在しているパッケージ (文字コード判別に encoding-japanese、 CSV のパースに papaparse) を利用。
実際に制作を経験して、初心者でも簡単かと思いきや詰まった箇所が多々存在。 Vue のコンポーネントシステムやリアクティブシステムを理解していなかったこと。 Electron の IPC 通信によるレンダラにも詰まる箇所が存在したとのこと。
electron-vue でデスクトップアプリケーションを作った話
Vue.js & Sentry でエラーハンドリング
株式会社 chatbox 代表取締役、関西フロントエンド UG 代表の @_mikakane さんの登壇、Vue.js & Sentry でエラーハンドリングについて。 Sentry を導入することでクライアントサイドのエラーを管理、プロジェクトを適切に回す一助の存在となってくれます。
ちなみに素の JavaScript では window.addEventListener
を使うことでエラーを捕捉できます。
window.addEventListener('error', e => {
console.log(`EventListener: ${e.error}`);
});
Vue では @sentry/integration にアクセスして使えば導入できる。
Vue.config.errorHandler = (err, vm, info) => {
console.log(`Vue.config.errorHandler: ${info}`, err);
};
※ 以下リポジトリとデモはこちらですが、動作してないようです。
自分のポートフォリオを AWS Amplifyに移行した話
フリュー株式会社の @chan_kakuzさんの登壇、一般的な静的サイトをホスティングする方法から Amplify を利用する方法への移行について。 Amplify 自体、多岐に渡る機能が存在。その中でも今回は認証機能を使うため amplify add auth
コマンドを叩きます。実際に <amplify-autenticator></amplify-autenticator>
を利用することで容易にスタートアップできるので、オススメという話でした。
# 認証機能
amplify add[/remove] auth
自分のポートフォリオを AWS Amplify に移行した話
VSCode Remoteで始める Nuxt生活
@salamander_jp さんの登壇、VSCode の拡張機能について。環境に依存しないというのは大きなメリットですね。
vscode-remote-try-nuxt リポジトリをクローンし VSCode を開く。
[Reopen in Container] をクリックすることによりコンテナ内で開発できる仕組みのようです。
git clone https://github.com/GitHub30/vscode-remote-try-nuxt.git
code-insiders vscode-remote-try-nuxt/
Go × Vue = Vugu 事始め
goofmint さんから、文字通り Vue っぽく書ける Vuguについて WebAssembly を自動生成してくれる話。
ただし goroutine 周りの影響からネットワークの機能しない問題が存在。またルーティングも非対応、とまだまだこれからといったようです。
最後に
次回の v-kansai
次回 #7 は来月 6/22 (土) 京都で開催予定です。
次回の Monaca UG OSAKA
また Monaca UG OSAKA は 7 月大阪で開催予定です (こちらのイベントページはこれから公開されるようです)